伊藤 貴宣さん
施設名:介護老人保健施設 なごみのさと
サービス種別:介護老人保健施設
勤続年数:17年
現役職:リーダー
介護職を目指したきっかけを教えてください
大学が福祉系ということがひとつです。私が社会人になりたての頃は就職氷河期末期で皆が就職に難儀していたのを思い出します。地元に帰るか、都会に留まるか否かの選択の時に、ふと現職場の求人が目に留まったのをまだ覚えています。当時は大層な夢や指針はありませんでしたが、介護の職を通して地元に地域貢献が出来るなと思い介護現場の仕事に飛び込みました。
やりがいや満足感を得られる瞬間を教えてください
介護管理職は職員の管理マネジメントや施設の運営の一端、研修講師、外部業者との連携など幅広い業務を担当します。人材の育成や理念・方針の徹底、連絡調整も重要です。やりがいは、人々の生活に貢献できることや組織をまとめる力を発揮でき、失敗も含め多様に学べることです。また、人々に必要とされること、認証されることが私に喜びをもたらしているのだと思います。
ご自身のキャリアアップについて具体的な取り組みを教えてください
キャリアアップの取り組みは、自身の成長を促進するための戦略やアクションです。自分の目標や興味を考慮して、キャリアプランを立てることが大切です。どのようなポジションに興味があるか、どのスキルを伸ばすべきかを明確にし、それに向けて計画を立てます。新しいプロジェクトや責任を引き受けることで、スキルを発展させるチャンスもあり、自分を試すこともキャリアアップになると考えます。また、自身の学びの時間を毎朝、休みであろうが4時に起床し出社までの時間を確保すること、それを現在3年間継続しています。今後も続けて、常に成長して行きたいと思います。
休日はどのようにして過ごしていますか?
趣味の海釣りは20年近くになります。今で週1位の釣行ですが。釣ってきた魚介を妻や娘、親たちに、自分で調理加工し振る舞っています。その他にも木工DIYやレザークラフト、動画編集、娘と遊ぶなど、休日はやりたい事が多すぎで時間が足りません。ワークライフバランス、という言葉がありますが、自分はバランスを取っている感覚は全くなく、ONとOFFどちらも全力注力。それが自分の生き方です。
今後の目標を教えてください
秋田県の介護は全国に先駆けて益々、大変な時代に突入していくのが現実。そういった中で自分を通して何を変えられるのか、どう変化適合していくべきか、鶏口となるも牛後となるなかれ。介護現場の小さな一端のリーダーですが、それを考え行動していきたいと思います。あとは…9センチメートルの真鯛を釣ることですね。
今、介護職を目指している方へメッセージをお願いします
介護職を目指す皆さんへ、心からエールを送ります。あなたが選ぶ道は、人々の生活に深く関わるものであり、その意味は大きいです。日々の業務で疲れることもあるかもしれませんが、その中で感じるやりがいは何物にも代えがたいものです。人の笑顔や感謝の言葉、少しでも役立てることができた瞬間は、あなたの存在が意味を持つ瞬間です。人々の尊厳を守り、支えることで、社会に貢献していることを誇りに思ってください。
また、自己成長を忘れずに。学び続け、スキルを磨き、専門性を高めていくことで、より良い介護を提供できるはずです。あなたの存在が、誰かの人生に温かさと希望をもたらすことを信じています。